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2013 年10 月21 日

岩盤規制崩せず 厚労省「雇用は全国一律」

19日の日経朝刊から。「18日の日本経済再生本部で決まった国家戦略特区の規制緩和概要は、「岩盤規制」の緩和には遠い内容となった。焦点となった雇用規制の和では、憲法が定める基本的人権の侵害にあたる可能性があると厚生労働省が猛反発。地域ごとに規制に差をつけるのは困難との主張が根強く、政府内の調整は時間切れに終わった。」
 

特区だけ週40時間の労働時間規制を外すのは憲法違反、ILO条約違反だというのだが、そうなのだろうか。週40時間制は憲法で定められたものでもなく、法律で定められたものにすぎないから、特区に関する法律で決めれば、憲法に反するという問題は生じないのではないだろうか。労働時間規制がおよそ地域ごとの規制になじまず、全国一律だというのは違和感が残る。まして、それが憲法の要請だというのはおかしくはないか。あくまでも、それは法律でどのような規制をするのが合理的かというレベルの問題ではないのか。
憲法が新しい時代の挑戦を排除する理由とされ、そこでの実質的な議論を妨げるイデオロギーの役割を果たすのは、本末転倒だ。

投稿者:ゆかわat 12 :08| ビジネス | コメント(0 )

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